災害時持ち出しリスト

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最近に限らず、絶えず地震が日本各地で起こっている印象です。
私は、自分なりに避難グッズなどは一通り備えているつもりですが、一度、住んでいる徳島市役所のホームページで避難グッズのチェックしようと思い覗いてみることに。
下記のような「一次持ち出し品チェックリスト」「二次持ち出し品チェックリスト」の記載がありました。

こちらのリストは、命を守るために、いずれ起こる大地震に備えて、市民ひとりひとりが、まず最低限、自分の命のために準備をしてほしいという意味合いで作られたものだと思います。また、県外で起こっている災害などを他人事ではなく自分事化してもらい、避難グッズを準備するという行動に移してもらうことを目的として作られたリストだと思います。

「避難」「非常時」「身を守る」「災害」「重要な準備」などの言葉を伝えたいこちらのリスト。これらのことは、この色で伝わるでしょうか?実際に準備をするという行動に移す方が多いでしょうか
?色合いだけを見ると遠足や修学旅行など楽しいイベントの持ち物リストのような印象を受けませんか?
さらに、黄緑と白で交互に色付けをしているので、どうしても色のついている方に目が向いてしまい、色(黄緑)のついているものの方が、あたかも、より重要なものと認識させてしまいかねません。「まずは、黄緑のものを備えましょう」と色で語りかけているようです。
前回の県のワクチンのシャトルバスの時刻表と同様に、役所の方は色を交互に使用されることが多いのでしょうか。おそらく、「見やすくする」という目的のため、もしくは「色くらいつけないと目立たないから」との理由で交互に色をつけているのかと。

「避難」「非常時」「身を守る」「災害」「重要な準備」など、市民に危機感をもってもらうには、下記のような色合いがまだ伝わりやすいです。こちらは、徳島市役所の自然災害の避難レベルのページから引用したものです。上記の楽しい雰囲気のリストより、見るからに怖いと思わせて、避難グッズを準備しようと行動に移す市民が増えるのではないでしょうか。

色には色の役目があって、色はつけられた色できっちり自分の役目を果たす仕事をしてくれます。目的に沿わない色を使うと、色が邪魔をして目的は達成されにくくなります。色に仕事をさせて、伝えたいことがより伝わるように、少しずつでも色に仕事をさせましょう。

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