会社の近くにオープンするラーメン屋さん。
おそらく近所ということで、お店の方がチラシを持ってきてくれました。なんとオープン価格で1杯100円とのこと。それも期間は4月末まで。ランチにこちらを使ってぜひ行ってみようと思います。
こちらのチラシ、色で誘導するのが上手だなと思い、私もついつい上手に誘導された気がします。
「OPEN」「てっぺん」「ラーメンの器」「100円クーポン」におそらく店のイメージカラーを使ってチラシを見る側が全く疲れません。ストレスがないチラシ。「豚骨ラーメン」の文字色には、ディープなくすんだ黄色を使い、ラーメンの味の深さを感じさせ、さらに背景の黄色と同一色でまとめていて素敵です。そのうえ、白い豚ちゃんが白色でアクセントカラーになっている。この白い豚ちゃんで店の清潔感も感じさせ、男性客だけではなく女性客にもアプローチしている印象。
ほんとうに見る側に疲れさせない、分かりやすいチラシ。
また、店のOPEN日などは目立たせてビビッドな色を使うお店が多い印象ですが、こちらのお店は黒色を用いています。
チラシの下の部分に小さく「新型コロナウイルス感染症対策のため、混み合う時間帯を避けてご来店いただけますよう、ご協力をお願いいたします。」と記載があります。
OPEN日に黒色を使うことによって、日にちをそこまで大きく印象づけることなく、お客様を分散させるように、またそれに沿うように、クーポンの使用期間もかなり長期間に設定している。飲食店の開店に関しては、OPEN当初が集客のカギとなることも多く、集客を一気にして店の前に行列をつくって認識されることを目的にすることが多い印象だが、こちらのお店は、長い目線でお客様の信用を得ようとしているように感じられます。
実際にお店に行った際の店舗や外観、内観、従業員さんの服の色なども楽しみです。またこちらのブログで写真アップします。
色は目立たせるだけがすべてではありません。作り手の伝えたいことが簡潔にストレスなく、読み手に伝わるように、色にもやっぱり働いてもらいましょう。
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